MY GHOST SISTER

ハロウィンに向けて、ちいさなかぼちゃを手に入れた
マトリョーシカの娘さん。

うしろに、だれかの気配をかんじました。



おそるおそるふりかえると……。


――おねえちゃん!

――うふふ。

そこにいたのは、
白粉で顔をまっしろにしたお姉さんでした。

――帰りが遅いから、迎えに来たのよ。

と、お姉さんは言いました。

――その顔は?

マトリョーシカの娘さんは問いつめます。

――ついでに、ハロウィンの仮装の予行練習をしようと思って。


――こわいから、前を歩いてよ。

と、マトリョーシカの娘さん。

――はーい。

鼻歌まじりに、庭屋敷町の夜を歩くお姉さん。


……まったく、うちのお姉ちゃんは、こまったものだよ。

と、マトリョーシカの娘さんは、苦笑いするのでした。