恋するマト嬢。


PAKERIの店先に、マトリョーシカの娘さんたちがこしらえた
マトリョーシカ・スノー・ドールも溶けた朝。

少し寒さも温んだようです。



庭屋敷町のマトリョーシカの娘さんたちは、足しげくイチョウ通りの郵便局に通います。
なぜなら、彼女たちには手紙を書く習慣があるから。

その正体は、植物の精霊(球根や、きのこや……)という噂がある彼女たち。

手紙のあて先は、四季をつかさどるだれかや、風や光をはかるだれか、
山奥で植物の芽吹きを按配するだれか、月や星を輝かせるだれか……。

庭屋敷町の四季がつつがなくうつろうように、手紙をつづるのです。


お嬢さんたちが手にする、ハートの封印がされたお手紙。

冬に書かれた手紙のあて先は、春へのラブコールでしょうか。


相手を思って、微笑むマト嬢たちです。