花売りの娘さん。


空に、底の平たい積雲が列をなしています。

太陽の光がいっぱいの午前中に、花売りの娘さんがやってきました。
ブナノキ通りのくまのお嬢さんです。



マトリョーシカの娘さんたちがよろこんで、一輪ずつ花を求めました。



――よいお年越しを!
花売りの娘さんは、ぺこりとあたまをさげて店を出て行きました。


チョコレートの好きなテントウムシが、パン・オ・ショコラを食べながら、
窓辺で娘さんを見送ります。
実は、かつてBAKERY――パン屋さん――だったPAKERIの店の奥には、
立派なパン焼き窯があるのです。

だれがパン焼き名人なのかは、いずれご紹介しましょう。
冬の寒い朝、日の出よりも早く起きてパンをこねている、だれかのこと……。